末期腎不全の治療として、
『血液透析』というものがあります。
内科的治療は、往々にして予測の上で成り立っています。
薬を投与したり、血液を綺麗にしたり、と色々とやってはいますが、
では実際にその治療が確実に行われているかというと、
実はよくはわかりません。
『おいおい、そんなんじゃ困るよ』
『人の体なんだから、しっかりやってもらわなくっちゃ!』
などと非難の声がガンガン響いているのがわかりますが、
本当にわからないのです。
この事実をきちんと伝えている医療者は
いったいどれくらいいるでしょうか?
外科は、あなたも知っての通り、切った張ったの世界ですから
体を切り開いて患部である病巣を
しっかりと確認しながら取り除きます。
ズレてしまったところは手を加えて元に戻します。
使えなくなった自己組織は、新品の機械などに交換します。
これが外科ですよね。
キチンと目で見ながら行います。
これに対して内科治療は、
実際に起きている現象をしっかりと
目に見ながら行うことはできません。
目で確認して見ることは不可能ではありませんが、
顕微鏡レベルです。
現場でいちいち顕微鏡を持ち出して
『あー、見えた見えた。
しっかりと治療できていますね。
これで大丈夫です!』
なんて病院ありますか?
あったとしても、より胡散臭さが増しますよね。
ではどうやって治療できているかどうかを確認しているのでしょう?
ずばり
【検査と経験】
です。
『え?それだけ???』
はい、それだけです。
現在までの実に何万、何億といった治療データの集計から
統計データを算出し、この値だったらだいたいOKというのを
偉い人たちが提示していますので、それを目標とします。
なので、検査の結果だけ見てその範囲に入っていたら
『はい、大丈夫です!
検査結果は適正でしたので、心配ないですよ。』
となるわけなんです。
つまり、いうなれば【よくわかんない】ってことです。
たぶん大丈夫だろうってところです。
信じられませんか?
統計と確率の問題なのですが、これが現実です。
ですので、より多くの情報を患者から貰って、
その多くの情報を分析してできる限り多くのパラメータが
【大丈夫な範囲】に入っていれば、より適正な医療が
行われているってことになります。
検査データもこれを知る重要なパラメータですが、
診察や問診などで聞かれる幾つかの項目も
とても重要なパラメータなのです。
患者は都合が悪い質問には嘘をつきます。
だって変な回答をすれば、医療者に叱られかねませんからね。
オバちゃん看護師さんとか、威勢のいい人は容赦なく
大きい声で話すし、いい気分ではありませんものね。
でも、その嘘が一つあるだけで予測される結果が
大きく異なる場合もあるのです。
質問には素直に答えてください。
みんなはあなたの治療を真剣に考えているのです。
決してふざけてはいません。
場合によっては命に関わることですからね。
※ この記事を最後まで読んでくださった透析患者さんへお知らせ
上記をしっかりと読んで頂けた方であれば
ご理解いただけると思いますが、
検査データなどの情報がしっかりとあれば、
治療がしっかりと行われているかどうかを判定できます。
血液透析は複雑なデータ管理となりますが、
これをしっかりと解析することにより、
あなたの透析が適正なのかどうかを知ることができます。
どんなことであっても、【やりすぎ】はよくないですよね。
透析も例外なく、やりすぎも、不足もよくありません。
これをしっかりと理解している透析関連のスタッフは、
実は少ないです。
現在、日本全国で30万人を超える方が透析療法を受けています。
このデータは毎年統計されています。
しかし、その統計データをしっかりと解析し、
患者さんに反映できる人はかなり少ないのです。
私は、過去数100人のデータをしっかりと管理し、
患者さんの透析方法や生活に反映させ、
より良いQOLへの改善を成功させてきました。
今回、この分析能力を自分の関連施設だけで終わらせるのは
あなたにとってもとても勿体ないことだと思い、
WEBを介して解析しようと思いました。
現在のところ一回の解析を5000円で引き受けようと思っています。
しかし、WEBを介しての解析は私自身も未経験のことですので、
3名のかたを一回分無料でお受けしようと思います。
もちろん患者情報・個人情報を大いにはらむものですので、
情報管理はしっかりとさせて頂きます。
無料ですので、簡単な条件をつけさせて頂きます。
・こちらが必要となるデータを頂ける方
・解析結果をみてどう感じたかの感想
・このサービスに対する評価
この3点を了承して頂ける方のみとさせて頂きます。
応募締め切りは5月1日の23:59までで、
全員審査させて頂きますが、良い方がいれば
順次決めていきますので、ほぼ先着順のような感じになります。
下記のメルマガ登録していただくと折り返しメールが届きますので、
質問内容にお答えいただきまして応募とさせて頂きます。
よろしくお願い致します。
ブログは広く世界に開けている媒体です。
ですので、ここでは言えない話、
書けない話っていうのは実はいっぱいあります。
そんな話やブログ記事をメールで配信しますので、
是非このしたからメルマガ登録してくださいね。
▼ ▼ ▼ ▼ ▼
これからも読んでみたいと思った人は、
ぜひ応援クリックをお願いします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
コメント