コピーライターです。
裏方です。
「コピーライターやらせてもらってます。
なにか案件あったら書きますよー」
というと、
「じゃあ、なんでもいいから過去に書いた
コピーとかレターとか見せてもらって
いいですか?」
とか言われるんです。
えーっと、見せません。
なぜかと言ったら、コピーは
全てがフルオーダーメイドだからです。
私が過去に書いた
佐藤さんの案件があるとして、
その内容はFXの教材だったとします。
で、過去に書いたコピーを
見せてくれと言ってきた斉藤さんが
売ろうとしているものは、
個人コンサルトだったとしましょう。
個人コンサルトを売ろうとしている人に、
FX教材のレターを見せて、
それがいいか悪いかって判断つきますか?
中華料理の達人に寿司を握って
貰おうとしているけど、
まず麻婆豆腐を作ってもらっても
寿司の腕前なんて分かりませんよね。
分かるのは、
料理の基本となる味の付け方や、
包丁さばき、調味料の組み合わせ、
くらいなものです。
異業であればあるほど、
得られる情報は限られてきますし、
それぞれがプロの生業としているのであれば、
基本さえ押さえていれば達人だろうが
新人だろうが、得られる情報は
ほぼ一緒なんです。
なので、
完全オーダーメイドで構成されるコピーで、
「サンプルを見せて下さい」
と言われても、相手がそのコピーの内容に
関する知識が豊富でなければ、
いいか悪いかくらいは分かったとしても、
そのコピーが果たして見込み客を
引き寄せるのかどうかなんて
分からないんです。
この辺りを理解されている方であれば
サンプルをお見せすることはありますが、
それ以外ではありません。
よく考えてみて下さい。
あなたがスーツをオーダーメイドで
作ろうとします。
お願いするのはカジュアルな洋服しか
作ったことがない人ですが、腕は確かです。
サンプルを出してくれと言っても、
カジュアルなものしかありません。
でも、あなたはその人に頼みたい。
そして頼んで出来上がったスーツは、
あなたがイメージして、
希望したものとは違うものでしたが、
あなたが入れて欲しいと要望した要素は
全て入っています。
返品できますか?
オーダーメイドとは、そういうものなんです。
でも、どうしてもあなたの業種での
サンプルを見てみたいという場合は
どうしたらいいでしょうか。
それは、
「この分野で簡単にでいいので、
サンプルコピーを書いて下さい」
と依頼すればいいのです。
もちろん、有料で。
パブロ・ピカソって知っていますよね。
《ゲルニカ》などの代表作で知られる
芸術家です。
あるとき彼がレストランで食事をしていると、
女性が近寄ってきて自分のテーブルから
持ってきたナプキンを差し出して、
「あなたの大ファンなんです。
お礼はちゃんとするから、
なにか描いて欲しい」
と頼んだところ、ピカソは微笑んで
30秒ほどで見事な絵を描き上げると、
女性に100万ドルを請求しました。
女性は
「えっ?これを描くのに
30秒もかかっていないのに?」
と言うと、
「それは違う。40年と30秒だ」
と言ったとか。
それを生業にしている人に対して、
サンプルであろうがなんであろうが、
依頼する時はそれなりの対価を
支払うべきなんですね。
美容師さんに
「ちょっと切ってくれる?」
と無料でお願いしますか?
花屋さんに
「サンプルで花束を作ってくれる?」
と無料でお願いしますか?
漫画家に
「試しに漫画一話描いてくれる?」
と無料でお願いしますか?
コピーライティングは、
私たちが普段使っている《言葉》を
扱うものですから、とかく軽視
されやすいのです。
『だって、文章でしょ?
俺だって書けるよ。
サンプルくらいタダで書いてよ』
と言う人が、あまりにも多いのです。
そう思うなら、
コピーライターに頼まないで
自分で書けば良いのです。
コピーライターは、言葉の専門家です。
常に《言葉》を大切にしているのです。
だからこそ、同じことを伝えるにしても、
素人が書くのと
コピーライターが書くのとでは、
反応が全く変わるのです。
餅は餅屋。
言葉はコピーライター。
じゃね〜
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